通信室

アルコール依存症からの回復 第7話

2022.04.22

<私は、こうしてアルコール依存症から回復した>

 

ケース⓶男性 Bさん

 

第1章~飲み始めからの話~

高校を卒業して建設関係の会社に就職した。就職して1年くらいした頃に職場内の飲み会に誘われるようになり、付き合いで飲むことはあったが、家に買って帰って一人で飲んだりすることは無かった。

20歳頃になると仕事を任せられるようになり、接待も仕事の一部になった。結婚し、3人の子どもにも恵まれた。22歳くらいから接待や職場での誘いが当たり前になり、平日は毎日のように外で飲んでいた。休みの日は飲まず、家族を遊びや旅行に連れて行ったり、妻にゆっくりしてもらおうと、自分が小学生の時から好きだった料理を作ったりと、家族と過ごす時間を大事にしていた。

25歳くらいから接待があれば接待で飲み、誘われれば飲みに行き、接待も誘いもなければ家で晩酌をするようになった。家では350mlの缶ビール1~2本と焼酎をグラス1杯くらいの量だった。毎日のように飲むようになっていたが、体の不調も無かったし、家族や職場でもアルコールの事で注意をされるようなことは無かったので、自分としても特に問題は感じていなかったし、今振り返ってもその頃は酒の問題は無かったんじゃないかなと思う。自分の中では、朝から飲んだら、病気と思っていて、朝から飲むことは無かったから大丈夫と思っていた。

 

 

[ARPスタッフのコメント]

この頃のBさんは1回の飲酒量はやや多く、「適度な飲酒(純アルコール量約20g程度)」とは言えませんが、飲酒の時間・場所に関しては社会の基準内でコントロールができていたように思われます。身体的な不調もなく家族や仕事での影響も出ていないようでした。むしろ家庭・職場での信頼は高かったものと思われます。今後Bさんはどのようになっていくのでしょうか。