通信室

アルコール依存症からの回復 第6話

2022.04.06

<私は、こうしてアルコール依存症から回復した>

 

ケース①男性 Aさん

 

最終章~Aさんの今後の課題と仲間へのメッセージ~

退院して飲まない生活を続けて約2年。これからも飲まない事を続けていきたい。少しずつ家族や親戚、友人の信頼がもどってきている感じがする。飲めば次は完全に孤独になってみじめになるだけ、人としての成長もなく人生が終わる。自分が今一番頑張りたいのは仕事。作業所の仕事ではない、一般の仕事に就くことを目指している。仕事以外の事ではこれまで自営業で長い休みが取れたことが無く、遠くまで行ったのは経験がほとんどない。金銭的な事がまだまだ課題だが、そこが何とかなれば車で日本を回ってみたい。できればキャンピングカーに乗っていきたいと思っている。

 

アルコールは気持ち一つで止められると思っていた。もちろん「飲んだらいけん」という気持ちは大事。ただ気持ちだけで酒をやめ続けていくのはきつい。ミーティングに出て苦しさを話せばストレス解消になるし、アルコールの怖さが再確認できる。きついのが自分だけじゃない事がわかる。

普通に飲んでいるだけでは病院に入院しない。入院したということは、それだけ迷惑をかける飲み方をしていることだと思う。そこに早く気付いてほしいと思う。

 

[ARPスタッフのコメント]

Aさんの飲まないで生きる生活は2年を迎えました。現在もステップアップを目指しながら、作業所での仕事を頑張っておられます。暇を作らないようにとスケジュールを組んで生活されているようですが、現在も定期的にミーティングに参加して頂いています。ミーティングで語られる大変な体験を乗り越えてきた言葉に、参加メンバー、スタッフも気づきと希望を与えてもらっています。

最後に、掲載を快く同意いただいたAさんに深く感謝申し上げます。