通信室

アルコール依存症からの回復 Cさん第6話

2022.09.07

<私は、こうしてアルコール依存症から回復した>

 

ケース③男性 Cさん

 

第6話~退院から現在~

最後の退院直後は、まだ飲酒欲求があった。共同住居に住み、病院のデイケアに通いながら、病院のミーティング、近所のAA、隣の市のAAを含めて週に5日はミーティングに出ていた。近所の会場に関しては自分が鍵を開けて、会場設営をしていた。そういう責任を持っていたのも良かったのかもしれない。とにかくミーティングに出る事を1番にしていた。共同住居で生活して1年半した頃に、ミーティング会場に近い場所に家を借りそこに住むことにした。半年後にデイケアを止め作業所に通い野菜作りなどをさせてもらった。作業所での仕事を1年半続けられた事で自信がうまれて、もう一度働きたいと思い、代行の会社への就職が決まった。

AAに週3回通い、仕事に出る生活を7~8年続けたが、年齢の事、新型コロナウイルスの拡大が重なり退職を決めた。今はまたデイケア、病院のミーティングに通いながら生活を送っている。

 

[ARPスタッフのコメント]

病院の外でたまたま仕事中のCさんに遭遇し声をかけてもらったことがあります。その当時はミーティングに参加できず、受診とAAに通われておられたので私とCさんは久々の再会でした。やる気に溢れイキイキとした表情で生活を送られているCさんの姿を見てARPに携われて良かったと心の底から思いました。現在は毎週ミーティングに参加され、体験談やメッセージなどを伝えてもらっています。