通信室

アルコール依存症からの回復 第5話

2022.03.22

<私は、こうしてアルコール依存症から回復した>

 

ケース①男性 Aさん

 

第5章~退院から現在の話~

もともと住んでいた家がしばらく空き家の状態で、住める状態ではなくなってしまった。住むところに関して家族や病院と話し合いをして、しばらくグループホームに住むことになった。今はグループホームで生活をしながら、デイケアに通ったり作業所に行って仕事をしたりしている。

入院中に身についた規則正しい生活を崩さないことを心がけているからか、これまで「飲みたい」と思ったことは無い。デイケアや仕事が休みの日に一人で居たら、いろいろ考えてきつくなって、前のように酒に手を出すかもしれないと怖くなる。仕事がある日は一生懸命動いて汗をかいて、休憩の時は同僚と世間話をしたりして賑やかに過ごしている。休みの日は洗濯とか掃除とか家でしないといけないことを一通り済ませたら、散歩に出るようにしている。1万歩以上歩くこともあって、たくさん歩いた日は汗もかくし体が疲れもするが、帰ってくると気分がスカッとなっていることに気づくし、夜は早めに眠気がきて、ゆっくり眠れている。

あとは病院のミーティングに出る事は大事だと思っている。仕事をしているし、コロナでやっていない会場もあるので、週に1回くらいしか出られていないが、ミーティングに出る事で飲んだらどうなるかを振り返ることができるし、アルコールの話を聴いてもらえることもストレス解消になっている。

 

[ARPスタッフのコメント]

入院生活で身についた規則正しい生活、一人で過ごす暇な時間を多く作らない事、定期的なミーティング参加を3本柱に、現在も飲まない生活が続けられています。入院時は顔色も悪く、やせていた外見も、日に焼けて体にも筋肉がついた状態に変化していました。外来診察の待ち時間に顔を合わせた時に「仕事は大変やけどちょっとずつ信頼をしてもらってきている」とイキイキとした表情で話をして下さることもありました。